
「北野工房のまち」は神戸の都心部に位置しており、周辺には三宮、元町など、神戸を代表する大商店街が控えています。この環境の中で皆様にご支持を得るために、「北野工房のまち」は“小さくてもキラリと光る”存在であること、在り続けることを基本理念としています。この理念の実現のために、“ここにしかない”を基本戦略に据えております。具体的に言いますと、テナントには全国主要都市にお店を持つという有名ブランドもありますが、それらの店舗には無くて“北野工房のまちの店舗にだけあるというテーマ商品”を中心商品として提供いただいているということです。
「北野工房のまち」は文字どおり“工房”の集まりです。 例外もありますが、それぞれの工房は昔の教室を半分に仕切った28.9平方メートル(8.75坪)という狭いスペースとなっています。同様な施設では、どうしても販売が優先され、モノづくりの場は二の次になり勝ちですが、北野工房のまちでは「食」関係工房の場合、約40%のスペースが職人さんたちのモノづくりの場に当てられています。併せて、職人さんたちのモノづくりの様子を来館者の皆さんにご覧いただけるようにしています。「クラフト」関係の工房も原則的には、この考えに沿っていただいております。それは、「北野工房のまち」では職人さんたちが主役としてお客様をお迎えするのだという考えによるものです。
また、入居者公募の折りの募集要項として、
(1) 人に優しいこと
来館者の皆様の声を拾ってみますと、「楽しい」「面白い」という声が一番多く返ってきます。職人たちのモノづくりの様子が手にとるように見られること、 「北野工房のまち」でしか手に入れられない“出来立て・つくり立て”の商品を持ち帰れること、味わえること、色々なワークショップ体験が楽しめることなど が、そのような声になっているようです。
全国的な趨勢ですが、ここ神戸でも少子化が進んでいます。旧北野小学校も‘96年(平成8年)の閉校時には全校生徒数が119名となっていました。
また、これらの声とは別に、大量生産、大量消費の時代の中で、これに飽き足らない生活者の間からは、「作り手の顔が見えるモノ」「手の温もりが感じられるモノ」への希求が高まりをみせています。財団法人神戸ファッション協会の異業種交流会の中で、このトレンドに強い関心を寄せていた人達が集まって、「工房のまちをつくる会」が発足され、「工房のまちづくり」を提唱していました。さらに、神戸市が、かねて閉校後の旧北野小学校の活用法を検討していたこともあり、‘97年(平成9年) 4月、神戸市、地元住民団体、地元業界団体、(財)神戸ファッション協会、神戸商工会議所が集まり、神戸大学・吉田教授(当時)を座長に「北野小学校暫定活用検討懇話会」が設けられました。その中で議論が重ねられ、
(1)校舎は、地元住民、観光客、一般市民をターゲットとした「神戸ブランドに出会う体験型工房」とする
(2)校庭は、神戸の代表的観光スポット・異人館街を控えながら、北野地区に観光バスの駐車場が無かったということもあり、観光バスの駐車場として活用する
という構想がまとめあげられました。
この構想を基に、神戸市、(財)神戸ファッション協会、(財)神戸市都市整備公社によって、具体計画がまとめられ、‘97年(平成9年) 11月には改修工事が着手され、同時にテナント募集も開始されました。
この後、‘98年(平成10年) 3月、入居テナントの決定、同6月末には各テナントの内装工事を完了し、7月11日にグランドオープンを迎え、誕生に至っております。
| 所在地 | 神戸市中央区中山手通3丁目17番地 |
|---|---|
| 敷地面積 | 5,135平方メートル(1,556坪) |
| 建物延べ総床面積 | 1,950平方メートル(591坪) |
| 店舗延べ総床面積 | 690平方メートル(209坪) |
| 改修工事コンセプト | 「大勢の卒業生の思い出がいっぱい詰まっている校舎の面影を極力残す事」 |
| テナント数 | 21 |
| パブリックスペース | 3階・講堂/405平方メートル(123坪) 2階・ギャラリー/80平方メートル(24坪) |
| 営業時間 | 午前10時~午後6時 |
|---|---|
| 休館日 | 第3火曜日(祝祭日に重なる場合は翌日に振替え) 年末年始(12月29日~1月3日) ※10~12月は無休 |
| 入館料 | 無料 |
| 所在地 | 神戸市中央区中山手通3丁目17番地1号 |
| お問い合せ先 | 北野工房のまちテナント会事務局 神戸市中央区中山手通3丁目17番地1号 TEL:078-200-3607 FAX:078-200-3608 E-mail:kobe@kitanokoubou.ne.jp |